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2008年 10月 03日
ジェームズ・マカヴォイ 主演、一話完結のBBCのドラマです。日本では『シェイクスピア21』というタイトルでザ・シネマで放送されたようです。
![]() レストランの評判を支えるのは、実質的に厨房を任されているジョー・マクベス(マカヴォイ)。たたき上げのマクベスは才能とプライドに溢れ、部下に敬愛されています。小柄なマカヴォイ君が彼らをを統率する様子が小気味良く、ダークな一面を見せてくれるのもグッドです。ある意味、銃をぶっ放す暗殺者よりも、ずっと男っぽくて格好いいように思います。ダンカンを殺してしまった後、壊れていくマクベスも見ごたえがあります。 ただ、シェフの後継者争いに話を変えたのはユニークとも言えますが、王位継承争いに比べればショボいとも言え、闘いを生業とする武将の争いはドラマチックですが、レストランでの殺人はありきたりのクライムストーリーになってしまっているような気もするのがやや残念でした。 でも、やっぱり他のどの作品とも違ってまたもや別人のようなマカヴォイ君、歌ったり(ペネロピの時よりずっと上手)、豚を解体したり(料理する男って魅力的だ!)、そのほか見所満載、お勧めです。 アメリカ発売のDVDは四話収録でお値段お高め、字幕はないがクローズドキャプションが入っていて、PCでは英語の台詞が読めます(UK版についてはよくわかりません)。他に、それぞれ異なるキャストで現代を舞台に変えた『じゃじゃ馬ならし』『空騒ぎ』『夏の夜の夢』が収録されています。 歌うマカヴォイ君↓ その他、Youtubeでも大体見られるみたいです。 2008年 09月 24日
ジェームズ・マカヴォイ君のハリウッド映画初主演作。(日本では思いっきりアンジェリーナ・ジョリー主演と宣伝してるのもあるけど、違うから・・・・)
![]() 何をやっても駄目&無気力なへっぽこサラリーマンのウェスリー君が、謎の美女に という話なのですが、まあ、とにかくとことんありえない話。・・・ありえなさすぎて、ギャグとしか思えない話が確信犯的に、大仰に展開していきます。そして、かなり暴力的。人によっては途中で付いて行けなくなるみたいです(その気持ちは結構わかります)。笑かしてもらおうという気満々で見ると、楽しめる映画なのではないかと思います。 マトリックスmeetsファイトクラブという人もいたし、他にもいろんな映画が引き合いに出されていて、なるほどな~と思います。私は是非、そこにターミネーターも付け加えたい(笑)。突然、妙な異性が目の前に現われて、『君は人類最強の〇〇の〇〇だ!』と言って銃撃戦&カーチェースに巻き込む(笑)。大迷惑。 マカヴォイ君は、またまた今までとは別人のような演技。”へっぽこ”から凄腕の暗殺者になるまでの変貌を、難なく(と見える)演じてます。アンジェリーナ・ジョリーの存在感はさすがで、時々見せる、心底楽しそうに輝く瞳に凄みがあります、正直アブナイ。モーガン・フリーマンは、こんなことしていていいんでしょうか(笑)。 アンジェリーナ・ジョリーは、とてもアイコニックな女優さん・・・社会派ドラマではどんな感じなのか知らないのですが、この作品では、まさに彼女がアンジェリーナ・ジョリーであることに意味があります・・・フォックスの自己抑制の演技も良かったと思います。 マカヴォイ君は、あの普通っぽさ、リアルな、生き生きとした演技が良い俳優さんだと思います。アンジェリーナとは対照的。暗殺者となってからも格好いいのですが・・・顔つきが全然違い、身のこなしも良く、苦悩の表情も良い・・・・でも、どちらかと言うと、最初のほうのへっぽこ演技のほうが可笑しくって私は好きかも(笑)。親友バリー(この人も可笑しい)とのやりとりとか、初めてスローン(フリーマン)に会ったときのやりとりとか。でも、やはりマカヴォイ君ならではの、繊細でドラマチックな演技をじっくり堪能したいです。 続編は既にゴーサインが出たものの、詳細はまだまだこれから。マカヴォイ君は、『ウェスリーはあの後精神病院にでも入っちゃうんじゃ?』・・・と言ってますがどうなることやら。こういうタイプのアクション映画を繰り返す必要はないんじゃないかと思うのですが、またまた見たことのないマカヴォイ君が見られるのだったら、それもいいのかも?(複雑な気持ちだけど・・・) 付けたし・・・マカヴォイ君来日中のインタビュー動画。これで全部かな? http://www.flipclip.net/clips/hollywood-ch/9294e5967eef2123efdaa794dff25522 http://lx03.www.tsutaya.co.jp/tol/news/index.pl?c=entertain&c2=movie&artid=4409 http://video.mainichi.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48227968/48227968peevee202450.flv http://cinematoday.jp/page/A0001903 http://www.pia.co.jp/cinema/detail/ex/movie_147159mcavoy.html http://www.walkerplus.com/movie/report/report6161.html 2008年 09月 11日
我侭言ったツケ・・・でもないのですが・・・むしろ最近散財が過ぎたという反省? 今月はこれからの土日は全部on dutyなので、ちょっときつい9月になりそう(←自業自得)。
でも、やっぱり映画が見たい~!ということで溜まった家事は後回しにして。 4年の歳月をかけ、世界遺産13ヶ所を初め24カ国を巡って撮影した、驚異の映像美・・・と宣伝されている『落下の王国』。 スチールの、絵画のようなシュールな美しさが印象的。監督の自己陶酔的な気取った映画だったら嫌だなあという不安もあったのですが、とても気になっていたので、思い切って見に行きました。 ストーリーは意外なほど素朴で直球ど真ん中でした。主演の二人がとても良かった。まず主人公の名前がロイなんですね~(←だから何?・・・笑)。Emilieの頃のRoyのちょっと似?と一瞬思わないでもないけど、それよりもジェイク・ギレンホールに激似。自殺願望に取り付かれた下半身不随のスタントマンの辛い現実と、劇中彼が語る物語の精悍な主人公ぶり(←格好いい!)、どちらも好感が持てます。が、何と言っても、彼が物語を語って聞かせる少女アレクサンドリアがとってもいい。ちょっと見には取り立てて可愛くはない普通の子なのですが。とても演技には思えない、子供らしい自然な言動、仕草がとても愛らしくて、見ていて飽きないのです。天真爛漫に見えるけど辛い過去があって、ロイとアレキサンドリアには悲しみを抱えているというところで共通点があるのですね。その二人が、物語を通じて、親しくなっていきます。まあ、ロイはアレキサンドリアを言いくるめて、モルヒネを一瓶取ってこさせようとしているのですが・・・。 驚異の映像、は正に驚異でした!こんな風景見たことない・・・・というようなシーンの連続!その場でロイがでっち上げる、御伽噺のような愛と復讐の物語なのですが、よく考えると結構出来が悪い(笑・・・というか、いい加減?)。何しろでっち上げですから・・・・そして、美しくて壮大で気取ってるのですが、同時にホラ話なんですね、とても可笑しい。登場人物の姿はなかなか勇壮で格好良く、現実の彼の不幸を反映しているので、悲しくもあります。 ほんの一瞬しか映らない世界遺産のシーンもいくつもあって(ちゃんと俳優を連れてロケしているのに!)あっけにとられました。でも、一番好きだったのは、象が海を泳ぐ場面。素晴しい!! ロイとアレキサンドリアが物語を完結させるクライマックス、そしてその後日談がしみじみと良かった・・・・また見たい映画です。 2008年 09月 07日
先週、人生で初めて、ジャパンプレミア(レッドカーペット&舞台挨拶付き)なるものに行ってみました。こういうのってどんなものだろう?と、ちょっと、興味もあったのです。
(いろいろ調べてみると、こういう場合は、皆さん早朝から並んだりするらしい。チケットには徹夜行為禁止とさえ書いてある。なんか大変そうです。そんなに苦労しても、あんまり良いことがない時もあるらしいのです。う~ん・・・) その日はオフにしておいた(してもらった)とは言え、家事も済ませてから出かけなくてはならないので、会場に着いたのは午後三時をかなり回った頃。60~70人くらいの行列の最後尾に付き、日差しを遮るものがまるでないカンカン照りの中、本を読んだりボーっとしたりして待つこと一時間半余り(開場30分前)、受付のテーブル脇に誘導され整列。さらに待つこと30分後に各自が整理券をもらって入場開始(私の整理番号は103番目)。建物の中に入ってドリンクをもらい、持参した軽食を食べて待つことまたもや30~40分くらい?整理番号順にレッドカーペットの脇のスペースに観客が誘導されました。全長50~60メートルくらい?に対して、観客は300人余り(*)だったらしく、次第に満員電車並みの混み具合になってきて、後ろから人の波が圧迫してきます。ただでさえ暑いのに、この混雑、そしてぎらぎらと照りつける照明のせいで、汗だく(嫌~)。ここでまたまた30分くらい待ったところで、日本のゲストがレッドカーペットに登場(黒木メイサさんとか、荒川静香さんも・・・皆さんお美しい!、そして吹き替えのdaigo君などなど)。そんなこんなで待つこと更に30分くらい、ようやく本日のメイン、ジェームズ・マカヴォイ君が登場。 マカヴォイ君はスマートで、とーってもいい人でした。そして、よく動く人。明るくフレンドリーで、楽しそうにサインや握手、時々お喋りをしながら、レッドカーペットの隅から隅まできっちり歩いた様子。特に、差し出されたものには全てサインをしていて(見える範囲では、そして全体にかかった時間から、そうだったと思う)、必ず全部サインをする、という強い意思を感じました。膨大な数なので、それはそれは猛烈な勢いでサインしていましたが、さぞかし大変だったろうなぁと思います。 続く舞台挨拶では、大いに照れながらも、観客に手を振り声援に応え、daigo君のdaigo節に耳を傾け、あのわけわからんロックポーズに嫌な顔一つせず付き合ってあげたりと、ありえないほどの良い人ぶりを発揮していました。(しかし、わざわざ来日した外国の俳優さんにヘンな演出を強要するのは、いい加減止めてほしいものだ・・・と思います) この日は水分摂取についてもかなり慎重に(取りすぎないよう、不足しないよう)と思っていたのですが、あの暑さの中やはり水分が足りなかったみたいで、体力もかなり消耗し、翌日はとても辛かったです。もっと早くから並んで待ってる人は更に大変だったでしょう・・・とても面白い体験ではあったけど、プレミアとは、ひたすら待つこと!!とにもかくにも体力勝負!!!ということがよくわかった一日でした。 映画についてはいつかまた(?) *会場に来た観客の総数は、舞台挨拶の司会者によれば800人くらいだったらしい。 2008年 09月 05日
youtubeの画像を貼り付けることができるようになったと知って試してみたくなりました。ので一つ。9月26日DVD発売の・・・
『つぐない (Atonement)』のトレイラーです。上手く行ったかな~? ***追記*** 日本版のDVDは、US版のものよりカバーが良いと思います。US版はメロドラマっぽくて、個人的にはあんまり好きではありませんでした。 DVDと言えば、こちらも今月発売の『ペネロピ』ですが、US版はかなり細々とカットされていて、"shit"という台詞が出てくる部分・探偵レモンが中指を立てる部分(爆笑シーンなのに・・・)など良い子の皆さんにはよろしくない部分が全て削除、マックス (マカヴォイ) がペネロピのためにいろんな楽器を演奏する楽しいシーンもズタズタになっていてがっかりしました。どうも、ファミリー向けにするためらしいのですが、あれはヒドイ(怒)。 日本版 2008年 08月 29日
![]() 少し前に公開された野球映画、批評がいま一つの割りには興行成績は良かったらしい。反対に、Truffeは、批評は賛否あるもののMontreal Mirror 、Panolama、Montreal Gazzette、などでは好評であるが、興行成績は今のところそんなに良くないらしい。マニア向け? (Montreal Mirrorは最近Royに好意的で、Truffeでも褒めているし、野球映画は気に入らなかったみたいだが 『the always reliable Dupuis is great as the uptight but commanding coach 』 とある。) Montreal Gazzetteの批評(↓)は、我らがBrendan Kelly氏。久しぶり~(かな?) ******************** プロットはやや弱いが、クレイジーで楽しい映画 この映画をどうして嫌いになれよう?ケベックでも極めつけのキッチュなスター、Michele Richard が悪玉のボスを演じるのだ。加えて、J Hawkins の 『I Put A Spell On You』 を我らが歌姫 Betsy Bonifassi が歌いDJ Champion がリミックスしているし、Roy Dupuis と Celine Bonnier の演技は素晴しいし、モノクロで撮影されたイーストエンドモントリオールは美しすぎる。今年のケベック映画の中でも良作の一つだ。 しかしご注意を。 Truffe はとても、とても奇妙な映画だ。もし David Lynch の初期のクレイジーな傑作 『Eraserhead』 が気に入らなければ、パスしたほうがいい。 Truffe は商業主義とは無縁の映画が見たくてたまらない観客向けなのだ。 とは言え、Kim Nguyen 監督のこの第二作目(一作目は批評の高かった『La Maraise』) は完璧ではない。プロットがやや弱く、社会批判は分かり安すぎる。 しかし Truffe には、突拍子もない楽しさがある。ケベック(そしてカナダ)映画には、そ・れ・は・も・う滅多に見られない楽しさだ。一番良いのは、ぴったり75分後には映画館を出てこられること。このB級ホラー・ブラックコメディ映画の小品にはちょうど良い短さだ。 Alice (Bonnier) とCharles (Dupuis)はHochelaga-Maisonneuveでダイナーを経営している。Charles は町で一番のトリュフ堀りの名人なのに、二人は月々の支払いにも苦労する有様だ。そう、2010年のイーストエンドモントリオールは、黒トリュフの世界的産地なのだ(地球温暖化の思いがけない影響らしい)。Charles は毎日食堂の下の地下道にもぐって新鮮なトリュフを取ってくる。それを二人はありとあらゆる料理に用いるのだ。もちろん・・・当然だろう?・・・トリュフ入りプーティンもある。 しかし、あくどい企業がご近所にやってきて"シマ荒らし"を始めたために騒動が起きる。率いるのは、何やら不穏なKinsdele社長 (Richard) だ。彼らは毛皮の襟巻きの助けを借りて町民を操る。この襟巻きは、いかにも正統派B級映画っぽく、嫌らしい吸血かわうそもどきに変身するのだ。冷蔵庫を背負ったゾンビみたいな男達の話はもうしたかな? Nguyen 監督の前では Lynch も平凡に見えてしまう。なかなかたいした離れ業だ。 このサイコでセクシャルな悪夢的未来図がこれほど成功しているのは、一つには Nguyen が超ブラックで不条理なユーモアを決して忘れないからだ。撮影の Boldec とともに想像した幻覚のようなモノクロのモントリオールのイメージもゴージャスだ。(社会的リアリズムと50年代のSF映画の滑稽な未来観の合体を想像していただきたい。) ケベック最高の俳優達に出演してもらえたのも良かった。Charles のとんまな両親を演じる Pierre Lebeau と Danielle Prouly は実に見事で怖いくらい可笑しい。Jean-Nicolas Verreault は無表情の悪党を完璧に演じ、Dupuis と Bonnier がごく普通のカップルをくそまじめに演じれば演じるほど映画は一層おかしくなっていく。 しかし、Truffe が必見なのは、ケベックのショウビズに遍く存在するパーソナリティ、Richard がケベック映画史に残る悪党を演じているからだ。彼女の最後は明かせないが、すごい!とだけ言っておこう。 ******************** いや~、こういうクレイジーな映画って、外すと目も当てられないかわりに、はまるととことん好きになってしまいそう。Roy がこういう感じの映画に出てくれるのはとても嬉しい。B級とか、SFとか、ホラーとか聞くと、過去のいくつかの失敗作を思いだして微妙な気持ちになったけれど、今回は面白そうな予感・・・ というわけで、期待がいや増す Truffe であります。 2008年 08月 21日
22日にケベックでいよいよ(?)公開されるTruffe。いろいろと記事が出始めているようだが、以下はCanoeのインタビュー記事。Royのインタビューはなんだか、久々な感じがするなぁ・・・。
******************** 「この業界では、いい役は40歳を過ぎないとオファーされないとよく言われるけど、僕にもそれが当てはまる。正直言って、ここ数年は本当にラッキーだと思う。Maurice Richard や General Dallaire のような興味深い役柄を演じたり、Francis Leclerc やJeremy Peter Allen、 Kim Nguyen のような才能ある監督と仕事をするチャンスがあったからね。年を取れば取るほど、面白く複雑な役柄がオファーされるのは明らかだ。」 10年前よりもずっと幅広い役柄をオファーされるようになったこともそうだが、彼は最近、今までになく忙しく働いている。彼はちょうどKen Scottのコメディ映画の撮影を終了したばかりだが、これでこの一年間に撮った作品は6本になる! 「ここ1年間は大変だった。6本の映画に加えて、Blasteという舞台劇があったけれど、これは特にきつかった。不平を言ってるんじゃないよ、僕はラッキーだと思う。でも今は休みを取っているところだ、少なくとも秋まではね。この機会に個人退職金積立計画(?)の面倒を見ないと!」 退職金組立計画に加えて、Truffeのプロモーションにも時間を費やすつもりだ。実際、彼はこの映画の出来栄えを信じているので、休暇中にも関わらず、この電話インタビューに答えてくれた。 「小さな宝石のような美しい作品だと思うよ。ユニークで、独特の息遣いとスタイルを持っているんだ。撮影、映像の処理やその質感も大好きだ。」 Truffe・・・トリュフがきのこのように土に生える、近未来の Hochelaga-Maisonneuve を舞台にしたB級コメディ映画の話を聞いたとき、正直、びっくりしたと Roy は認める。彼は定食屋("binerie"=Working-Class Quebecois Cuisineだそうです)を経営する Charles を演じる。Charles は自分がトリュフを見つける特別な才能を持っていることを発見する・・・。 「確かに、脚本は独特でかなりぶっ飛んでると最初は思った。でも、Nguyen 監督の映画La Marais をすでに見ていて気に入っていたから、彼を信頼していた。」 「それに、その社会批判的な側面が気に入ったんだ。僕の好きな映画のひとつ、Brazil を思い出したよ。僕にとって、これはBrazil と Attack of the killer tomatoes を足して二で割ったような映画だ。人を考えさせる映画でもあることは重要だと思う。Truffeははっきりと過剰消費社会を風刺している。家族経営の小企業を押しのけ資源を搾取する大企業は世界中で見られる問題だ。」 映画の登場人物が直面する馬鹿げた状況にも関わらず、役柄へのアプローチは普通のドラマの場合と変わりはないと言う。 「映画『1984』の雰囲気がとても参考になったよ。未来が見えず退屈している人々、辛く無味乾燥な生活などにね。」 ******************** Brazil、いい映画でした~(思い出すだけでも涙目に)。これがお気に入りだなんて嬉しいです。で、Attack of the killer tomatoes??(笑)←Roy は見たのでしょうか!?私は見たことないけど、トンデモナイ映画らしいという話は聞いたことが・・・ますます期待が膨らむ!Celineさんも気に入った脚本で、撮影は本当に楽しかったらしいということで、公開後の評判が楽しみです。 秋を過ぎたら、またお仕事始めるんでしょうか?(ワクワク・・) Truffeのかっこいいポスター(特にCeline!) 2008年 08月 11日
イギリスのTV番組に詳しい方、もしくはジェームズ・ マカヴォイ君のファンはご存知だと思いますが、公営住宅団地に住む"英国一の崩壊家庭"(!?) Gallagher 家とその隣人達の、とんでもない暮らしを綴った人気コメディ。随分評判がいいので、どんなんだろうなぁと思っていましたが(特に Season 1 & 2では番組&スタッフが様々な賞を多数受賞している)、Season1を実際に見てみたら、これがまた呆れるほど変で可笑しい番組です。
![]() "世界一最低な父親" Frank Gallagherはいつも飲んだくれて不在(この人は、父親失格という前に人間失格だと思いマス)、母は幼い末っ子を残して何年も前に失踪、しっかりものの長女 Fiona が五人の弟・妹の面倒を見ています。ダンスクラブで Fiona に一目ぼれした Steve が Gallagher 家に現われるところから話が始まるのですが、出てくる人み~んな、まともじゃない。次から次へと騒動が巻き起こり(大概が父親のせい)、その解決法がまたまともじゃなくて、ちょっとそれって、法律破ってるでしょ?道徳的に問題でしょ?ということばかり。オフビートというよりむしろビザー(?)な感覚で展開する、騒々しく陽気でとんでもないお話に、最初はチョット引いていたのだけど、気がついたら病みつきになっていました。イギリスらしく、ややシニカルな感じがあるのもいいです。 マカヴォイ君は、Fiona にぞっこんの Steve 役。やんちゃで変てこな兄弟姉妹の面倒を色々と見てあげて頼もしく、自由で屈託なさげな様子がとても良いのですが、彼も実はやっぱり"まっとう"ではないわけで・・。でも、いい男。何がどうということもないのに、そこらへんに居そうなリアルな感じがいいのかな?何とも、曰く言い難い魅力があります。この番組で出会い、後に結婚した Fiona 役の Ann-Marie Duff との chemistry もいい感じ。群像劇なので出ずっぱりというわけには行かないけれど、重要な役を演じています。 二人が出演しているのは Season 1 & 2のみ。 Season 1 は米国で発売されていますが、Season 2 以降は現在のところ英国でのみ発売のようです。・・・ヨーロッパのDVDはPC(リージョン2設定)などで見られるはずですが、自分で試したことはまだありません・・・そのうち挑戦してみようと思います。 Shameless、興味がある方にはお勧め。一見の価値あるコメディだと思います。 2008年 07月 28日
豪華キャスト(?)にしてはあまり話題にならず、批評も概して芳しくなく、ひっそりDVDがリリースされたEmotional Arithmetic。Le SoleilはRoyについても批判的(『率直に言ってひどい』)だが、これはどうも彼のフランス語の吹き替えについてのようだ。
悪評紛々でも実際観てみたら結構いいじゃん!という映画も少なくないので何とも言えないが・・・結局は、自分の目で確かめるしかない、という平凡な結論だが、つまり、見てみたいかどうか、が大事なのよね・・・。 お話は・・・第二次世界大戦の時に少女だったMelanie(Susan Sarandon)が、収容所で仲の良かったChristopher(Gabriel Byrne)というアイリッシュの少年と二人の面倒を見てくれたJacob(Max Von Sydow)に、何十年ぶりかで再会。歴史の教授であり、学生と浮気をしている、Melanieの夫David(Christopher Plummer)は、彼らの再会に不機嫌だが、母をもっと理解したいと思っている息子Benjamin(Roy Dupuis)は母を応援している。彼らが一同に会しディナーを共にし、過去の癒えない傷、長い間抱えてきた苦悩、後悔や怒り、『もし・・・』等などに直面するドラマ、らしい。ディナーを用意するのが我らがRoyである(はず)。スチールを見ると、テーブルも自分で作ってるっぽい(嘘)。 かなり初期に出た批評(抜粋)。大体の批評がこんな調子のような気がする。 ************** (・・・・・)Emotional Arithmetic は真面目で、歴史的事実満載の映画だ・・・そして完全に生気を欠いている。公民の授業の再現を見ているみたいだ。これはキャストが原因ではない・・・俳優陣には問題はない。むしろ、彼らは、ただ画面に登場して彼ららしく振舞う以上のことをまったく要求されていないのだ。Plummerはきびきびとしてぶっきらぼう、Sarandonは突飛で頑固、 Byrneはハンサムだが過去に取り付かれている、 Von Sydowは疲れてはいるが賢明だ。あまりたいした役回りでないDupuisが、実のところ際立っている・・・彼の得意分野や今まで演じた役柄とは異なっているせいかもしれない。 J Lewisによる極めて単純な脚本は、Barzman監督・・・カナダのテレビ界ではベテランだ・・・の助けにはならなかった。過去の記憶が文字通り雨によって洗い流される感動的な場面は、意図は素晴しいが、観客の想像力を刺激するものとは言えない。俳優陣には説得力がある・・・オスカー受賞者やなじみの顔なかりである・・・しかし、彼らには説得するべき内容があまり与えられていない。Jacobは一種の触媒の役割を果たす。Davidと Melanieが彼らの苦悩を話し合えるように、Melanieと Christopherが再び心を通わせるように、Melanieのライフワーク・・・人権侵害の分類と抗議行動・・・に折り合いをつけられるように。しかし、Emotional Arithmeticは、情熱よりは理念に傾き、魅力的というより道徳的な映画に感じられるのだ。 (・・・・・)ちょっと分かりやすすぎて、正しすぎて、よくあるような映画になっている。映画の意図は素晴しいが、部分部分は良くても、全体としてはもの足りない作品である。 ************** 向こうの批評は洒落が本当に多い。今回も、arithemtic(算術、計算)に引っ掛けて、『映画全体は、各部分部分を足した合計になっていない(足りない)』という結論が多かった。Montreal Mirrorなんかは、『(批評の締めくくりに)”合計が足りない”という冗談は決して書かないと自分に約束した』なんて文章で締めくくってあって笑った。Royに対していつも割と辛口なMontreal Mirrorだが、今回は『local fixture』とだけ言及。これって、ケベック(を舞台とした)映画には欠かせない、という褒め言葉か?地元の定番という、冷やかしなのか?よくわからない(笑)。(疑心暗鬼すぎるかも)。 料理をしてテーブルの足をいじってる(何をしてるのかな?)Roy、確かにいつもと違うかもしれない。むしろ、プライベートではいつもそんなことをしてるんだろうな~、そんな様子を見てみるのも新鮮だわ~という興味は大きい。Plummerと Von Sydow、Sarandonの演技も素晴しいらしいので、いづれ見てみたいなぁと思う。 2008年 07月 11日
James Mcavoyの未公開作品です(ただし、去年BSで放送したらしい・・・)。
![]() Mcavoy君は、よく"versatile"と形容され、時に『どんな役柄でも演じられる』とも言われてるらしく、現在のところあらゆるジャンルに手当たり次第(?)に出演している最中のようです(笑)。この作品では難病を持った若者を演じています。 脳性麻痺で施設暮らしのマイケル(Steven Robertson)が、筋ジストロフィーのため首から上の筋肉と右手の二本の指しか動かせないロリー(Mcavoy)と出会います。束縛を嫌い自由に生きたいロリーがマイケルと共に自立支援を申請して独立生活を始め、身の回りの世話をしてもらうため、パブで出会ったごく普通の女の子(Romola Garai)を雇い、三人の危なっかしい共同生活が始まります・・・。 ロリーは毒舌で皮肉屋、反抗的なトラブルメーカーで、無茶苦茶な奴。しかし、なかなかチャーミングでクール(←贔屓目が入ってるかも)。ストーリー展開の大筋は予想範囲内なのですが、ロリーの大胆な言動が痛快で楽しく(・・・そしてやがて悲しい)、内気なマイケルが成長していく姿も良いです。 ちょっとそれは無理なんじゃ?と感じる部分もありましたが、皮肉っぽいユーモア、生き生きとした、陽気かつビターなエピソードの数々が、この映画をただのベタ甘のヒューマンドラマにせず、何か気分を高揚させる作品にしてるような気がします。ファンの方にはお勧め。
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